東北地方の山間に佇む古民家。

それらは単に老朽化した廃屋ではなく、

そこに住んでいた人々の生活を支えた歴史があり

たくさんの思いが詰まっています。

それらに残された立派な梁・柱などの構造体を最大限に活かしながら

現代の暮らしに合わせた住まいを提供する・・・

それが古民家再生住宅です。

私たちビルハウスは、東北地方の古民家を解体・移送し、東京品川区E邸でカールベンクスの設計した古民家再生住宅を建築しました。機能性や耐久性も現代の生活に充分適応しており、内装は外観から想像もできない、雰囲気のある洋風な部屋に作り込まれています。今後も私たちは日本の工務店の代表として、彼の思いを技術力でバックアップしていきます。

2004年、店舗（cafeレストラン）兼住居として施工した古民家再生住宅の建築事例です。ドイツ直輸入の独特な角度をもった屋根瓦とサッシが特徴的な外観は一見洋風建築のように見えますが、内装には古民家独特の太い柱や梁を多用し古民家風でありながらもモダンな趣を散りばめました。吹き抜けのメインダイニングには大きな暖炉を配置、プライベート使用の３Ｆは上質素材を厳選しシンプルにまとめました。

2005年、新潟県より古民家移築事例。モダンなピンク色の塗装が目を引く現代的な和風建築です。サッシ建具等はドイツからの輸入品、屋根瓦は三州瓦を採用しました。内装や建材にも古民家の良質な古材をふんだんに使用した落ち着きのあるインテリアで暖かな印象にまとまりました。建築自体は新築ですが、「田舎風ビンテージ住宅」がコンセプトの個性的な古民家建材住宅です。

2008年施工、新潟県松代町の築60年の民家から移築した立派な大黒柱や丸太組の梁の存在感が素晴らしい古民家住宅です。新築でありながら見事な熟成感があふれる個性的な階段部分には総ケヤキ創りの古材を使用し豪華さとビンテージならではの味わいが楽しめます。施主のご趣味で蒐集されたゴージャスな調度品と古木材との調和が優雅に醸し出す、世界にひとつだけの家づくりが完成しました。
※通気WB工法古民家住宅第一号物件